感温塗料を用いた物体表面温度分布の簡易計測技術の開発
研究責任者 |
寺島 修 名古屋大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 感温塗料を用いた物体表面温度分布の簡易計測技術を開発した。市販の一眼レフデジタルカメラとLED光源、データ処理用のモバイルパソコンを組み合わせ、システム全体の価格を50万円以下(約49.5万円)、システムの総重量を5kg以下として汎用性、可搬性を高めたシステムを構築した。また、市販のルテニウムやエタノールを利用して安価な感温塗料を調合して計測時のコスト低減を実現した。さらに、アルミニウム片を対象とした検証実験により、温度計測の空間分解能が100μm以下(最小50μm)であることを確認した。今後は引き続き水中の物体の温度計測技術の向上を果たしていく予定である。
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