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創傷部での癒着を回避できるガーゼ開発のための高速親水化ポリマー

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 渡邉 順司  甲南大学, 理工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究開発では、傷口での癒着を回避するガーゼを開発するために必要となる高速親水化ポリマーを創製することが目標です。このようなガーゼ開発には、傷口周辺が乾燥している時と湿っている時の環境の違いを識別してポリマー材料の特性が変化する必要があります。本研究では、親水性の高分子と疎水性の高分子を一つにつないだブロック共重合体を設計し、合成しました。ポリエステルで作られた基板に塗布して評価した結果、乾燥時には疎水性であった表面が水中に浸漬して数分程度で親水性になることを見出しました。このことは、合成した共重合体が外部環境の違いにより表面の性質を変化させたと考えられます。さらにガーゼ素材としてポリエステル製の不織布に適用することを計画しています。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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