カチオン交換能およびエーテル加水分解能を有するケイ酸アルミニウムを利用した新規抗菌-芳香性ハイブリッドの開発
研究責任者 |
白井 昭博 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 非晶質ケイ酸アルミニウムに備わったカチオン性化合物の加水分解特性を利用する抗菌-芳香性ハイブリッドの構築を目標とした。第一目標は、カチオン性の抗菌性残基と芳香性残基をエーテル結合で介した機能性カチオン化合物を合成し、ケイ酸アルミニウムに担持することであった。第二目標は、その担持物の加熱処理による加水分解性の評価であり、第三目標は、抗菌性残基と芳香性残基の徐放特性と、徐放溶液の抗菌性を調べることであった。各目標の達成度は、第一目標を80%、第二目標を100%、第三目標を80%とした。今後の展開は、穏和な条件で加水分解反応が進行する新規化合物を担持させたハイブリッドの開発が望まれる。
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