尿路上皮腫瘍の光動力学的スクリーニングシステムの新規開発
研究責任者 |
井上 啓史 高知大学, 臨床医学部門, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、天然アミノ酸である5-アミノレブリン酸(ALA)を経口投与後、尿中に癌特異的に排泄される代謝産物であるポルフィリン類の濃度を分別定量測定することで、尿路上皮腫瘍の有無を簡便かつ迅速に診断する技術および、当該診断のための蛍光測定装置をパッケージしたスクリーニングシステムを開発するものである。本研究では尿路上皮腫瘍(腎盂癌、尿管癌、膀胱癌)を標的に開発するが、本スクリーニングシステムは癌細胞が持つ基本的な生物学的特徴(ワールブルグ効果)に立脚しており、原理的にすべての癌に応用可能である。
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