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高耐久性編針の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三木 靖浩  奈良県工業技術センター, 未登録, 総括研究員
研究期間 (年度) 2010
概要炭素工具鋼製の実用試験片に40N以上の剥離荷重を有するSi含有炭素系膜をコーティングすることを目標とし、種々の条件でコーティングしたSi含有炭素系膜の残留応力値、硬さ、剥離荷重、摩擦摩耗特性、耐酸化特性等について検討した。また、所定の条件でコーティングしたハイゲージ用編針を用いて丸編機による1,500コースでの編成試験を行い、試作した編針の耐久性について検討した。その結果、炭素工具鋼上に41N~43Nの剥離荷重を有し、500°Cまでの大気雰囲気中で使用できる低摩擦かつ高密着なSi含有炭素系膜をコーティングする技術を確立することができた。なお、編成試験の結果、Si含有炭素系皮膜をコーティングしたハイゲージ用編針先端部の摩耗を、ほとんど確認できなかった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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