複数の衛星データを用いた鹿児島湾への外洋水の流入モニタリング手法の開発のための水質調査
研究責任者 |
細谷 和範 津山工業高等専門学校, その他部局等, 講師
|
研究期間 (年度) |
2010
|
概要 | インターネット等を通じ鹿児島湾に突発的に流入する外洋水の流入状況を配信するサービスは資源管理や水質環境の保全に資するものと見込まれる。本研究では人工衛星によるSST(表層水温)やChl-a(クロロフィルa)画像及び数値モデル等を組み合わせ、急速に流入する外洋水の状況を配信する手法の確立を目指し、基礎データとなる流入水塊の厚さや流入層の現地調査を行った。2010年11月からの1ヶ月間について湾内1地点の水温とChl-aの鉛直分布を調べた結果、今回調査した期間内に突発的な外洋水の流入現象は見られず、目標が達成できなかった。さらに2010年は例年よりも曇天が多く、衛星画像を利用する上での課題も明らかとなった。今後はこれらの課題を克服した配信手法について検討する。
|