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中温域燃料電池用プロトン伝導性電解質ナノ膜の技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 幅崎 浩樹  北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2010
概要次世代中温域燃料電池用電解質として期待される、プロトン伝導性ZrO2-WO3ナノ薄膜の技術開発を行った。種々の組成のZr-W合金上にアノード酸化ZrO2-WO3皮膜を形成したところ、タングステン添加量を増大させるとプロトン伝導性が一層向上することが明らかとなった。また、このアノード酸化皮膜はプロトン伝導率の膜厚依存性を示し、伝導率が増大する遷移膜厚がタングステン添加量の増大によって厚膜側へとシフトすることを明らかとした。このZrO2-WO3ナノ膜をITO基板上に形成するとさらに一桁以上伝導率の向上し、電解質膜として有望であることが確認された。しかしながら、MEAとした場合、新たに界面抵抗を低減する必要性が明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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