研究責任者 |
田辺 茂 津山工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 電子冷却に使用されている安価な低温作動熱電素子を用いて、身近に存在する100K以下の温度差を利用して発電し、その電気で固体高分子形水電解装置を動作させて水素を生成する熱電素子水分解システムにおいて、入力した熱エネルギーのうち、水素生成に利用される効率を現状の2倍の2~4%にする制御方法の有効性を、実験により実証することを目標とした。研究室での基礎実験の後、岡山県湯原温泉にて温泉の湯と河川の水を使って実際に水素生成実験を行い、最高で10%の水素生成効率を達成できた。今後は長期間の安定運転を確認すれば、多様な場所への設置が可能になると期待できる。
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