寒冷地防火水槽融雪システムに用いる新型ヒートパイプBACHの熱輸送能力と設計条件把握
研究責任者 |
永井 二郎 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 新型ヒートパイプBACHを用いる防火水槽融雪システムは、福井県内での作動確認と設計条件把握済みである。本研究開発では、本システムをより寒冷・多雪地域に設置した場合に必要となるBACHの熱輸送能力を数値計算により検討し、それを実現するBACHの設計条件を実験的に把握することを目標とした。まず数値計算については、寒冷・多雪地域の気象データを用いた温度場数値計算を実施しようとしたが、バグ等の不具合が発生し計算ができず目標は達成できなかった。一方実験に関しては、気泡生成部の数や作動液量が熱輸送能力に及ぼす影響を実験的に把握し・定式化できた。今後、計算プログラムの改良と必要熱輸送能力定式化を目指す。
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