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NFATc1を標的とした新しい作用機序の骨吸収抑制薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山下 照仁  松本歯科大学, 付置研究所, 講師
研究期間 (年度) 2010
概要アルクチゲニンのリード化合物としての有用性を疾患動物モデルで検証した。卵巣摘除を行なった骨粗鬆症モデルマウスにアルクチゲニンを4週間腹腔投与した。マイクロCTを用いた骨量の測定、および組織標本のTRAP染色による破骨細胞の同定を行い、骨吸収に関する解析を行なった。卵巣摘除4週目のコントロール群(無処理)の骨量は減少した。一方、アルクチゲニン投与群は、卵巣摘除後の骨吸収を有意に抑制しなかった。また、破骨細胞数の抑制も観察されなかった。In vitroで観察された強力な破骨細胞分化の抑制と骨吸収機能の抑制は、少なくとも骨粗鬆症モデルマウスでは認められなかった。今後、皮下における継続的投与を試みて、更なる薬理効果を検討したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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