寄り回り波予報・通報システムの構築に関する基礎研究
研究責任者 |
河合 雅司 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 沿岸技術研究センターが試験運用しているうねり性波浪の予測・監視システムの波浪予測情報について、波浪計により観測された値と比較することによりその予測精度を調べたところ、うねり性波浪について、現在の予測システムでは十分でないことが確認され、寄り回り波予報・通報システムを構築するための基礎的な研究を行う本研究の目的はほぼ達成された。ただ、2010年秋から2011年春にかけては、顕著な寄り回り波は来襲しなかったために、寄り回り波の来襲と水位上昇の関係については成果が得られなかった。今後は、能登半島先端に設置した波浪計で寄り回り波を事前に捉えて予測する機能を現在のシステムに追加することにより、より信頼性の高い波浪予報の実現を目指す。
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