研究責任者 |
稲葉 丈人 宮崎大学, 学内共同利用施設等, 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | バイオリアクターなど酵素反応を伴う工業生産プロセスでは、しばしば反応系における酵素の熱失活が大きな問題となっていることから「耐熱性を備えた酵素添加剤」の開発が求められている。申請者らは、植物のストレス応答タンパク質が100°Cで10分間加熱しても凝集せず、且つ、優れたタンパク質保護活性を持つことを明らかにしている。こうしたタンパク質を酵素添加剤として開発できれば、化学工業製品、食品や医療等、酵素反応を伴う幅広い分野で利用でき、その反応効率を格段に改良することが可能となり、経済的にもエネルギー的にも節約になる。本研究では植物由来耐熱性タンパク質を用いた酵素添加剤の開発を目指した。
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