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低環境負荷型反応を指向した有機金属錯体含有デザイン酵素の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松尾 貴史  奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要精密分子設計に基づき合成した有機金属錯体を用いて、天然には見られない高度触媒機能を持つデザイン金属酵素の創成を試みた。入手容易なセリンプロテアーゼ(加水分解酵素)の活性部位へ、有機金属錯体を位置選択的に導入するために、素材となる酵素に対して不可逆的阻害剤として機能する化合物の化学構造をもつ有機金属錯体を合成し、素材タンパク質本来の機能を応用して新規金属酵素を構築した。導入する金属錯体の効率的合成法の確立、構築した金属酵素の精製、同定、生化学的性質の検討を行い、この酵素を用いた「水中における炭素ー炭素結合生成反応」を実施した。本研究により、水中において高難度の触媒反応を達成でき、その成果は、生成物と触媒の分離が容易な低環境負荷型の物質変換システムにつながるものと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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