研究責任者 |
竹内 繁樹 愛知県産業技術研究所, 常滑窯業技術センター, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 水に浮遊して水中のリン酸を吸着する水質浄化材の開発を目指した。開発の目標として、かさ比重0.9以下、リン酸吸着性能 12gP2O5/kg 以上を設定した。リン酸吸着機能を付与するためカルシウム成分を配合したカルシウム-SiC 添加ガラスカレットでは、水酸化カルシウム配合量 1%、840°C、保持時間 0.5h で得られた焼成体のかさ比重は 0.8、飽和リン酸吸着量は 3.6gP2O5/kg であった。カルシウム-助剤-SiC 添加ガラスカレットでは、水酸化カルシウム配合量 5、10%、900°C、保持時間 0.5h で得られた焼成体のかさ比重はそれぞれ0.5、0.6、飽和リン酸吸着量は 4.2、4.7gP2O5/kg であった。この結果から、さらにリン酸吸着性能を向上させるためには、カルシウム源の選定等が必要と考えられる。
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