菌床栽培キノコ用コードレス電気パルス刺激装置の開発
研究責任者 |
高木 浩一 岩手大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究は、菌床栽培キノコ増産のためのコードレスで小型・安価な電源開発を行い、菌床栽培キノコなどを用いて、増産効果の検証を行うことを目的として、1)ピエゾ素子方式電源の開発、2)乾電池駆動スイッチング電源の開発、3)開発電源の菌床栽培でのキノコの増産効果の評価などを実施した。電源開発では、充電式乾電池(エネループ;SANYO)を用いた、60kV出力の電源を開発した。重量は4kg程度と、肩にかけて使用できる。その電源を用いて、菌床シイタケの収量の比較を行った結果、電気を加えることで約1.4倍に増加することや、収穫までの日数が短縮されるなどの成果を得た。また、植物の生育の改善などにも効果があることを確認した。
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