研究責任者 |
東 達也 静岡県立大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究の最終目標は、各臨床検査機関で新生児のビタミンD欠乏症を検査できるキット (測定手順書と検量線用標準濾紙血、内標準物質溶液や誘導体化試薬などのセット) を開発することである。これに対し本課題では、その前段階として必要な知見・情報を獲得すること、技術を開発することを目標とした。マーカー分子の25(OH)D3と妨害代謝物である3-epi-25(OH)D3の完全分離条件の設定に始まり、検量線用標準濾紙血の作成とその抽出法の開発を経て、定量法の臨床実用性能評価までを行うことができ、当初の目標を概ね達成できた。今後は開発した方法による測定例を増やし、データの蓄積を行い、臨床検査法としての確立を目指すとともに、臨床検査会社や試薬メーカーなどにキット化を働きかける。
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