In-Body/On-Body ワイヤレス通信機の開発
研究責任者 |
王 建青 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 高齢化社会の到来に伴い、各種の人体装着或いは埋込み型生体センサに通信機能を持たせ、それらの生体情報を医療・ヘルスケアに活用するボディエリアネットワーク(BAN)の確立に対する期待が高まっている。本研究では、人体埋め込み型生体センサの計測データをワイヤレスで人体表面に送り出すためのIn-Body/On-Body通信機の開発を目的としている。これを実現させるために、超広帯域(UWB)変復調方式を取り上げ、人体内外間の伝送特徴をとらえたUWBローバンドインパルスラジオ変復調方式(IR-UWB)の回路構成を明らかにし、それを採用したIn-Body/On-Bodyワイヤレス通信機を試作した。また、評価実験の結果、10Mbpsの伝送速度、60dBの人体内外間の伝搬損が対応できることがわかり、ほぼ当初の研究開発目標は達成できた。
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