研究責任者 |
山田 雅保 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | マウス受精胚の体外培養で起こる2細胞期(胚性ゲノム活性化時期)発生停止現象を解除する活性を含む生理的成分によって、BDF1系、ICR系そしてC57BL系マウスの体細胞核移植(SCNT)胚の胚盤胞期への発生が促進され、さらにヒストン脱アセチル化酵素阻害剤処理を組み合わせることによってより一層促進されるだけではなく、発生する胚盤胞の胚質が改善されることを明らかにした。しかし、その条件で発生した胚盤胞の胚移植後の産子への発生について、そしてSCNT胚の発生促進因子を単離し同定することはできなかった。今回できなかった実験を含め、新たに見いだした成果を基に、クローン動物作出効率のより一層の向上を目指す研究を今後展開する。
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