研究責任者 |
加藤 大智 山口大学, 農学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本研究は、“未開拓の生物資源”とも称される昆虫から新規有用物質を発掘し、その生物機能を農林・研究分野へ応用することを目標とする。本研究では、捕食性昆虫ヨコヅナサシガメの唾液から生理活性物質を見出し、その生物機能・作用機構を解明する。これまで、ヨコヅナサシガメ唾液腺cDNAライブラリーの作製に成功し、約500クローンの遺伝子転写産物の解析を行い、そのプロファイルを明らかすることができた。また、この中から孔形成毒素、カルシウムチャネル阻害物質と類似した構造を持つ物質、タンパク質分解酵素などと相同性をもつ物質を同定し、大腸菌および昆虫細胞発現系で組換えタンパクを作製、機能解明を進めている。これら新規物質は、農林業・研究用新素材として有用なシーズになると考えられる。
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