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捕食性昆虫唾液の生物機能利用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 大智  山口大学, 農学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010 – 2011
概要本研究は、“未開拓の生物資源”とも称される昆虫から新規有用物質を発掘し、その生物機能を農林・研究分野へ応用することを目標とする。本研究では、捕食性昆虫ヨコヅナサシガメの唾液から生理活性物質を見出し、その生物機能・作用機構を解明する。これまで、ヨコヅナサシガメ唾液腺cDNAライブラリーの作製に成功し、約500クローンの遺伝子転写産物の解析を行い、そのプロファイルを明らかすることができた。また、この中から孔形成毒素、カルシウムチャネル阻害物質と類似した構造を持つ物質、タンパク質分解酵素などと相同性をもつ物質を同定し、大腸菌および昆虫細胞発現系で組換えタンパクを作製、機能解明を進めている。これら新規物質は、農林業・研究用新素材として有用なシーズになると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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