研究責任者 |
北野 克和 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | フジツボ類キプリス幼生に特異的に作用し、他プランクトン存在下でのキプリス幼生の簡易検出を可能とする色素プローブの開発を行った。その結果、アントラキノン骨格を有する青色プローブを用いた場合に、他のプランクトン存在下においても、色素プローブを作用後、プランクトンネットによるろ過、水洗を行うことによって、キプリス幼生のみが青色に着色され容易に観察を行えることを確認した。今後、良好な結果を示した青色色素プローブ化合物について、色素部分以外のアルキル差部分の構造変換を行い、水溶性、分子の大きさ等を詳細に検討するとともに、画像解析の方法を確立することによって、フジツボ類幼生の簡易検出システムが開発されることが期待される。
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