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もみ殻に由来する活性炭系灯油脱硫剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 熊谷 誠治  秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授
研究期間 (年度) 2010
概要市販灯油中のアルキルジベンゾチオフェン類を効率的に吸着除去できるもみ殻に由来する活性炭脱硫剤の開発を行った。固定床流通式脱硫試験において、活性炭充てん層容積の30倍の市販灯油中の4,6-ジメチルジベンゾチオフェン(4,6-DMDBT)の濃度を0.02 mass ppm-S以下にすることを目標とした。もみ殻中に存在するシリカを除去する工程を加えて、充てん密度が高く、マイクロ孔とメソ孔が発達した活性炭を製造した。その活性炭に対して流通式脱硫試験を実施した結果、充てん層容積の27倍の市販灯油を処理することできた。今後は、細孔構造の最適化を図ることにより、目標値への到達を目指す。さらに、製造工程の簡略化など量産化に関する研究も行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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