優れた冷間成形性を示すMg-Zn-Ca合金押出し材の創製
研究責任者 |
千野 靖正 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | カルシウムを微量添加したマグネシウム合金押出し材の機械的特性と組織・集合組織の関係を調査した。特定の操作条件で押出しを実施した当該合金には、底面の一部が押出し方向に対して30~40°傾く、特異な集合組織が発現した。また、特異な集合組織を有する押出し材はアルミニウム合金(5052-0合金)に匹敵する高い延性(引張り延び:27%)を示した。Electron Back Scattering Pattern(EBSP)法を用いた結晶方位解析の結果、当該合金に発現した集合組織が、微量の希土類元素を添加したマグネシウム合金押出し材に現れる<11-21>//ED集合組織と同種であることが判明した。また、特異な集合組織の形成が、押出しに伴う再結晶粒の生成と密接に関係することを明らかにした。
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