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熱水リアクターを用いるアミノ酸自動分析用の高速タンパク質分解法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 川村 邦男  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教
研究期間 (年度) 2010
概要タンパク質等のアミノ酸組成の分析は生化学等の基本プロトコルであるが、その前処理法は6M塩酸中で110°Cで24時間処理するという面倒な古典的手法しかない。一方、我々が開発した熱水フローリアクターは400°Cまでの高温反応を数ミリ秒~200秒で実施できる。本課題では、本技術を用いて、様々なタンパク質やペプチドを構成アミノ酸に分解処理する条件を明らかにすることを目標とした。この結果、275°Cで酸性条件下で30秒程度で、鎖長の短いペプチド類では完全分解する条件を見出し、基本的に本システムがタンパク質やペプチドのアミノ酸組成分析法の前処理技術としてきわめて有効であることを確認した。一方で、幾種類かのタンパク質では不完全にしか分解しない場合が認められ、分解条件のさらなる検討が必要であることを知った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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