ピーナッツ種子アレルゲンの単一コンポーネントの開発
研究責任者 |
丸山 伸之 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | ピーナッツは食物アレルギーの8大要因の一つとされ、重篤な症状を示す。そのため、ピーナッツアレルギー患者に対する単一コンポーネントを利用した精度の高い検査薬の開発が急務とされている。種子の脂質を貯蔵する特殊な区画に存在するオレオシンと呼ばれるタンパク質がアレルゲンの一つとされているが、特徴的な構造をもつために単一コンポーネントの調製が難しい。本課題研究において、昆虫細胞を用いた発現系を用いて3種類のオレオシンのアイソフォームについて単一コンポーネントを調製することに成功した。さらに、アレルゲン検査薬に利用するための予備的データを取得した。今後、これらの単一コンポーネントを用いたアレルギー患者の抗原の診断や他の植物種に対する交差性の診断などへの利用が期待される。
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