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生体適合性および加工性に優れた医療用新規シロキサン系高分子材料の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 根本 修克  日本大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2010
概要本研究では、高極性基の導入により分子間相互作用を増大させ、その結果、高いガラス転移温度(熱安定性)・強い親水性・接着性などの加工性を有するように設計されたポリ(テトラメチル-p-シルフェニレンシロキサン)誘導体を創製することを目標とした。 具体的には、ポリジメチルシロキサンと双性イオン性基を有するポリ(テトラメチル-p-シルフェニレンシロキサン)とのABA型ブロック共重合体の合成を行った。異なる組成のABA型ブロック共重合体の合成を行ったところ、得られたブロック共重合体は、-50~400°Cの間に明確なガラス転移温度を示すことがなく溶融することがないことから高い熱安定性を示すことが明らかとなり、さらに、水のみに溶解する強い親水性を有しガラス基板上に安定な薄膜形成を行うことができることから接着性を有することが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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