メタボローム解析による関節リウマチ早期代謝マーカーの探索
研究責任者 |
金澤 智 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 関節リウマチモデル動物(D1CCマウス、JST支援等により販売開始)は、慢性かつ進行性の間質性肺炎を示す。これまでのモデル動物では病態進行が急性であるなど、本来緩やかに進む関節炎の病態進行を捉える事は困難であった。一方D1CCマウスでは、緩やかな病態進行を示し、極早期における関節部の変化を観察する事ができる。この特徴を利用し関節炎極早期間における血漿メタボローム解析を行った。データの解析結果から、腎機能および呼吸代謝系中のTCA回路に関し異常がある可能性が示唆された。これら代謝経路を司る各タンパク質について追加の解析を加え、代謝系バイオマーカー候補になり得るか否かさらに検討する予定である。
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