植物由来熱硬化型エポキシ樹脂と木粉を複合化させた高強度バイオマスコンポジット材料の開発
研究責任者 |
柴田 充弘 千葉工業大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 石油系材料からの二酸化炭素排出増による地球温暖化を防止するため、バイオマス資源由来の材料が注目されている。既に製品化されたものとして、木粉とポリプロピレン (PP) からなる複合材料が人工木材等として使われているが、木粉と樹脂の密着性が劣り強度が低いこと及び生分解性がないなどの問題点があった。我々は、本研究課題において、目標としていたPP/木粉(50/50)複合材料よりも優れた力学物性をもつバイオマスコンポジット材料として木粉含量が60~70wt%のバイオマス由来エポキシ樹脂とタンニン酸からなる木粉複合材料を開発することに成功した。産業用素材として実用性ある高強度と生分解性を併せ持つバイオマスコンポジット材料をとしての製品化が期待される。
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