概要 | 糖尿病の改善・予防においては、血糖値を適切に管理することが重要である。摂取された糖類は、小腸上皮の酵素α-glucosidase (AGH)によってグルコースに分解される。血糖値の上昇を抑え、インシュリンの分泌を促すホルモンであるインクレチンは、血中の酵素Dipeptidyl peptidase-4 (DPP-4)によって分解されその能力を失う。本申請では、米糠タンパクをペプチドに分解し、DPP-4あるいはAGH阻害効果を検討した。その結果、A社酵素消化物に、DPP-4阻害効果を認め、その阻害ペプチドには、少なくともIle-Pro, Leu-Proのいずれかが含まれているものと推測された。
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