研究責任者 |
佐藤 陽 いわき明星大学, 薬学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、炎症反応を強力に惹起する血小板活性化因子(PAF)との特異的な結合能を有する高機能性ペプチドを用い、PAFが密接に関連する種々の炎症性疾患の予防・治療に対し著効する抗炎症剤を開発することを目標として、多機能性ペプチドのさらなる有用性をin vivo試験によって解析・評価した。具体的には、各種ペプチドが有効に活性発現するための投与方法や投与量、生体内における各種ペプチドの安定性などをすべて検証し、各種ペプチドの抗炎症剤としてのさらなる有用性を十分に評価できたことから、実用化へ向けた次の研究ステージへ移行できると判断して特許出願に至った。今後は、高機能性ペプチドの抗炎症剤としての実用化へ向けて、論文や学会発表などを通じて早急に技術移転を進めていく予定である。
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