生理活性物質の探索に利用可能な化合物生体センサー技術の開発
研究責任者 |
千葉 卓哉 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 本研究では、抗老化作用を持つ化合物を検出する生体センサー技術の開発を目指した。生体センサーの原理は分泌型アルカリフォスファターゼ遺伝子を組み込んだ、レポターアッセイシステムを応用し、哺乳類において寿命延長効果のある食餌カロリー制限に反応するセンサーの開発を目指した。本研究開発により、2系統の遺伝子組換えマウスがカロリー制限に応答し、生体センサーを活性化させることを明らかにした。さらに、抗老化作用を持つ可能性のある機能性食品を1種類同定した。今後さらに、in vitroおよびin vivoにおいて開発したセンサーを活性化させる化合物等の大規模なスクリーニングを実施し、新規物質を同定するなどして技術移転を目指す必要がある。
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