タイ国境地域薬剤耐性マラリア原虫対策を目的とした国際共同研究
研究代表者 |
岩永 史朗 三重大学, 医学系研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2013
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概要 | 本研究交流は、現在マラリア治療において問題となっている薬剤耐性マラリア原虫より薬剤耐性遺伝子を同定し、これを利用した新規診断法の開発を目的とする。具体的には、日本側は独自に開発したマラリア原虫人工染色体を用い、原虫の遺伝子操作技術を駆使した革新的な薬剤耐性遺伝子同定法の開発を担当し、タイ側は国境地域マラリア患者からの薬剤耐性原虫株の分離を担当する。さらに共同で分離した耐性原虫株より開発した手法を用いて耐性遺伝子を同定し、これを指標とした診断法の開発を試みる。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、マラリア原虫の薬剤耐性機構が明らかとなるとともに、迅速かつ正確な診断法が開発できると期待される。
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研究領域 | バイオテクノロジー |