アフリカ半乾燥地域における気候・生態系変動の予測・影響評価と統合的レジリアンス強化戦略の構築
体系的番号 |
JPMJSA1102 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1102 |
研究代表者 |
武内 和彦 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 副機構長
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研究期間 (年度) |
2011 – 2016
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概要 | 気候と生態系の変動が社会へ与える影響を軽減する「適応策」に注目が集まる 地球規模の気候と生態系の変動に対処するには、社会経済や資源管理の基盤が弱い開発途上国で変動に適応していく策を講じることが不可欠である。そこでガーナでも特に発展の遅れている北部乾燥地域で、気候や生態系が変動しても経済や資源を一定レベルに保てる管理基盤の構築に挑む。具体的には国内の降雨量や異常気象、生態系等の調査を行い、農村開発や、主要河川であるボルタ河の洪水・干ばつへの対応、南部地域との経済格差の解消等に努める。 ガーナ発の統合的なレジリエンス強化戦略をアフリカの半乾燥地域に拡大 気候・生態系調査と併せて主要作物も調査し、気候変動による農業への影響を予測、ボルタ河の氾濫や干ばつに対処しうるインフラの整備に取り組む。異常気象や災害に対するレジリエンス(回復能力)を高め、これらの強化戦略を「ガーナモデル」としてアフリカの半乾燥地域へ応用していく。
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研究領域 | 環境・エネルギー(地球規模の環境課題) |