ケニアにおける黄熱病およびリフトバレー熱に対する迅速診断法の開発とそのアウトブレイク警戒システムの構築
体系的番号 |
JPMJSA1110 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1110 |
研究代表者 |
森田 公一 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2014
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研究課題ステータス |
移管平成26年度(2014年度)をもってAMEDに移管
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概要 | アフリカで猛威をふるう感染症に、日本の診断技術を応用 ケニアなどのアフリカ諸国では、人獣共通のアルボウイルス感染症*(黄熱病、リフトバレー熱病など)が頻繁に報告されている。そこで、長崎大学がもつ熱帯ウイルス感染症の診断技術を応用し、地方の医療機関やコミュニティなどでも利用可能である、安価で迅速な簡易診断キットの開発に取り組んでいる。キットの実用化により早期に感染症発生が察知でき、その情報を携帯電話などを活用して中央政府へ伝達することで大規模感染拡大を阻止する早期警戒システムを構築する。WHOなどとも積極的に情報交換しており、将来的には近隣国にもこの技術とシステムを普及させ、国際的な早期封じ込め体制の整備を目指す。 *蚊やダニなどの節足動物によりヒトや脊椎動物に伝播するウイルス性疾患。 簡易診断キットを開発し、国家レベルの早期警戒ネットワークをはりめぐらす 開発した簡易診断キットを実用化し、今後その評価と応用開発に取り組んでいく。また、ケニア保健省や大学と共同して携帯電話ネットワークを用いた、地方の医療機関と中央の機関が迅速に連携できる双方型の早期警戒システムモデルを構築し、その有用性を示す科学的実証研究を推し進める。
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研究領域 | 感染症 |