物質のアンチエイジング効果を測定可能な生体センサー技術の基礎と応用
研究責任者 |
千葉 卓哉 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 生体センサーマウスが、CRに反応して血中へのレポータータンパクの分泌を増加させることが実証された。CR模倣効果が示唆された機能性食品成分を投与することによっても、レポーターが活性化されたが、高脂血症、高血圧の治療薬(CR模倣薬剤の候補)投与によってはレポーターの活性化は見られなかった。そのため新たな候補薬のスクリーニングを行い、いくつかの候補を同定した。一方で、レポーターの活性化と酸化ストレス耐性との間に正の相関が見られることを明らかにし、CR模倣効果を持つアンチエイジング物質の探索に、開発した評価系が有用であることが実証された。今後はin vivoおよびin vitroでの試験を外部より受託し、企業がもつシーズの評価等を行い、事業化を目指す。
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