ナノ組織化シャペロンペプチドによるアルツハイマー病の制御
研究責任者 |
田中 直毅 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 熱ショック蛋白質αAクリスタリンの基質結合部位ペプチドαAC(71-88)を脳神経疾患制御に応用する研究を行った。αAC(71-88) の酸性蛋白質基質に対する熱凝集抑制機能は、自己組織化プロセスによりナノファイバーを形成するナノ組織化により大幅に向上した。一方、αAC(71-88)のナノ組織化ファイバー塩基性基質の熱凝集を促進した。ゼータ電位測定によるナノファイバーの表面電荷解析により、これらの結果は基質に対する静電的相互作用によるものであることが判明した。この知見に基づき、アルツハイマー病の病原蛋白質であるアミロイドβおよびタウの凝集を抑制するαAC(71-88)を開発することに成功した。
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