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二酸化炭素を用いた太陽光応答触媒的ベンゼン-フェノール転換

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 井出 裕介  広島大学, 工学研究院, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要太陽光を利用したフェノールのベンゼンからの効率的かつエコな直接合成を目指し、CO2雰囲気下での水中ベンゼンの光酸化を様々な触媒を用いて行った。TiO2単体、金微粒子担持TiO2、鉄修飾TiO2による酸化をCO2分圧を変え調査したところ、CO2分圧120kPaの時、金微粒子担持TiO2上で選択率96%、収率11%でフェノールが得られた。CO2雰囲気下での反応は汎用的であり、シクロヘキサン選択的酸化など他の有用反応にも応用できた。酸化鉄担持TiO2によるシクロヘキサン酸化では、光照射時間、CO2分圧の最適化により、選択率100%、TON200にも及ぶシクロヘキサン、シクロヘキサノール合成に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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