研究責任者 |
守友 浩 筑波大学, 数理物質系, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発の目的は、プルシャンブルー類似体薄膜を用いたカラー電池素子の技術移転の可能性を示すことである。研究開発の結果、(1)単位面積当たりの容量の向上(0.36mAh/cm2)、(2)単位重要あたりの容量の向上(140mAh/g)、(3)超高速放電レート(3000C)、(4)遷移金属の置換によるカラーバリエーション、を実現し当初目標をは充分に達成できた。特に、3000Cという放電速度は既存材料では達成できない速度であり、2012年3月15日に毎日新聞全国版等で報道された。今後は、薄膜電極の性能を粉末試料への転写、および、ナノ粒子化された厚膜の作成を目指す。さらに、元素戦略の観点から、ナトリウムイオン電池への展開、および、ポリマー型材料への展開を図る。
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