燃料電池用電解質膜のメタノール透過性評価センサーの高スペクトル分離化
研究責任者 |
小川 邦康 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 直接メタノール燃料電池(DMFC)では、燃料のメタノールが電解質膜を透過して、発電に寄与しないまま消費されてしまうという問題がある。このため、メタノールを透過させない電解質膜の開発が化学メーカで行われている。平成21年度のシーズ発掘試験において開発した電解質膜のメタノール透過性を簡便に計測するシステムの評価から、センサーの高精度化が評価の信頼性を向上させるために重要であることが明らかにされた。そこで、本課題ではスペクトル分離性を高くしたNMRセンサー(核磁気共鳴法を利用したセンサー)を開発し、電解質膜のメタノール透過性を高い精度で評価できるシステムを試作する。
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