電気化学反応を利用した新規な反射/発光型デュアルモード表示素子
研究責任者 |
中村 一希 千葉大学, 大学院融合科学研究科情報科学専攻画像マテリアルコース, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | デュアルモードディスプレイ(DMD)は、明所での視認性に優れる省エネルギー表示の反射型表示と、暗所での視認性に優れ高速応答が可能な発光型表示の2つの表示方式を有し、状況に応じて表示方式を使い分けることでそれぞれのメリットを享受できるディスプレイである。本研究開発では、我々が開発した電気化学反応を用いた新規DMDにおいて、素子特性の向上へ向けた材料構成の検討を行った結果、素子駆動電圧の大幅な低下が達成された。また、実際の表示素子構築へ向けたプロトタイプ素子の作成を行い、デュアルモード表示のデモを行った。得られた研究開発成果は、PCT出願や学術論文、新聞報道という形で発信を行い、国際学会発表賞、千葉大発明賞等の評価が得られた。
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