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RNAを利用した新奇衛生害虫防除法の開発と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 新美 輝幸  名古屋大学, 生命農学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要害虫の生存必須遺伝子由来の二本鎖RNAを害虫に摂食させることにより、速効的な摂食停止と致死に至ることを発見した。本研究開発ではRNA農薬の実用化に向けたデータの取得を行った。広範な害虫種においてRNA農薬の有効性を証明するため、衛生害虫である3種のゴキブリから生存必須遺伝子をクローニングし、RNA農薬による防除効果を検討した。次に、各種害虫から得られた生存必須遺伝子の配列比較により、単一の標的害虫への特異性あるいは複数種に対する選択性は、自在に設計可能であることを示した。さらに、RNA農薬はナノ・グラムという極微量でも有効であることを明らかにした。今後は、本開発結果をもとに産学共同の研究開発を実施する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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