研究責任者 |
山本 周治 愛知県産業技術研究所, 尾張繊維技術センター 加工技術室, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 綿に対して、マーセライズ加工は古くから行われているがこれにさらに物理的方法を加えることによって新たな機能を付与することを目的とした。本研究の特徴は濃厚な水酸化ナトリウム溶液に浸漬し綿がマーセル化を始めると同時に加圧し内部の分子構造を変化させて異形断面コットンを作成するものである。これによる実験結果は加圧することによって未精練の生糸も均染性及び染着性が増加することが確認できた。特に生糸の場合、直接この処理を行うことにより精練工程を省略でき時間短縮、省エネに繋がると考えられる。光沢、柔軟性の付与に関しては今回では十分な成果は得られず、今後の引き続き研究を行い問題点を解決していきたいと考えている。
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