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遠心力を利用した向流クロマトグラフの可能性探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 北爪 英一  岩手大学, 人文社会科学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要重金属の汚染除去に関する基礎的な検討のため、環境水を用いて濃縮効率をどこまで上げられるか検討した。カラム内部の観察に基づき検討した結果、より効率の良い、濃縮システムを考案した。一つは親水性液体の移動相と疎水性液体の固定相を利用する方法であり、疎水性固定相中に重金属と親和性の高いジー2-エチルヘキシルリン酸(DEHPA)等を導入して酸性にした後、弱アルカリの移動相を導入することにより、通常のクロマトグラムの溶離だけでなく、カラム内で中和反応を起こさせることによって生じる急峻なpHの濃度勾配が利用できるので、移動する中和点付近に重金属類を高倍率で濃縮できた。さらに固定相に気体や固体粉末を用いる方法についても検討し、新たな濃縮法と利用できる見通しが得られた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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