セルロースナノファイバーを用いた花粉・アレルゲン除去材の開発
研究責任者 |
森川 豊 愛知県産業技術研究所, 基盤技術部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 表面電位が負の値を示す花粉及び花粉アレルギーの原因となるペクチナーゼを吸着する目的で、セルロースナノファイバーを表面処理した。処理によりセルロースにアミノ基を付加してゼータ電位が25.2mVという正の値のセルロースナノファイバーを得た。セルロースナノファイバーは、表面処理によりペクチナーゼ吸着量が増加し1mgあたり0.58mgの吸着量となった。さらに、このファイバーを用いて空気清浄機のフィルタを試作し、花粉除去性能を調べたところ、表面処理により80%と除去率が大きくなった。
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