研究責任者 |
王 建青 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 医療・ヘルスケアに活用する人体無線網を考える場合、カプセル型内視鏡のような毎秒十数メガビットの体内から体外への高速伝送が必要である一方、体表での脈拍、血圧などの生体情報については毎秒数キロビット以下の低速伝送が十分である。本研究では、この特徴を捉え、On-Body生体センサー間の通信には人体通信技術を採用し、無線伝送に比べ低伝送損失と高秘匿性という優位性をもたせ、In-Bodyからの通信に高速・大容量な超広帯域(UWB)技術を採用し、従来対応困難なカプセル内視鏡などのリアルタイム画像伝送を可能としたデュアルモード通信機の開発を行った。約70dBの人体伝搬損の目標値に対し、On-Bodyモードでは1Mbps以上、In-Bodyモードで10Mbpsの高速伝送が実現できた。
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