研究責任者 |
太田 敏孝 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 天然に産出する曲がる岩石、コンニャク石(itacolumite)の微構造を模倣して、セラミックス内部に微細な空隙、マイクロクラックを発生させることにより、曲がるセラミックス材料を開発することを行った。実用性の観点から、原料として一般に市販されているシリカやアルミナを用いることを試みた。また、既に可撓性を付与することに成功しているチタン酸アルミニウムについては、アルミナとの複合を検討した。得られたセラミックスは、コンニャク石と同様な可撓性や優れた耐衝撃特性を示した。この新規材料について、今後、具体的な用途開発を行っていく予定である。
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