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自家骨に代わりうる次世代型多孔質バイオセラミックスの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 相澤 守  明治大学, 理工学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要現在、整形外科領域では自家骨が骨の治療におけるゴールデンスタンダードであるが、これは「骨誘導能」という優れた骨形成能を備えているためである。水酸アパタイト(HAp)やリン酸三カルシウム(TCP)などのバイオセラミックスは人工骨として臨床応用されているが、これは骨誘導能を持たないため、確実な骨癒合が得られない場合がある。本研究課題では、研究代表者らの独自のプロセスで創製した「リン酸カルシウムファイバー」を出発物質として細孔構造を精密に制御された「多孔質バイオセラミックス」を創製した。これを大型動物であるブタ筋内にインプラントしたところ、多孔質セラミックスの孔内に骨形成が確認された。このことから、本事業で創製した多孔質バイオセラミックスは「骨誘導能」を備えており、「自家骨に代わりうる新規な人工骨」として実用化が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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