研究責任者 |
新垣 尚捷 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | [目的] 癌や動脈硬化、細胞老化の発症と進行には活性酸素種(ROS)により損傷を受けたミトコンドリア(炎症性ミトコンドリアと呼ぶ)の機能低下が深く関わっている。本研究は、ミトコンドリア融合剤による炎症性ミトコンドリア機能回復効果を検証し、炎症性ミトコンドリア機能回復薬の開発を目的とした。 [結果] ミトコンドリア融合剤が酸化ストレスにより誘導された炎症性ミトコンドリア(ミトコンドリアの断片化とROS産生を指標とした)の機能回復効果を有することを見出し、当初の目標を達成した。 [今後の展開] 新たな炎症性ミトコンドリアの評価法を開発し、ミトコンドリア融合剤を創薬シーズとしてミトコンドリア標的型細胞機能回復薬を開発する。
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