研究責任者 |
木内 奈央 徳島大学, 医学部・歯学部付属病院 矯正歯科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 申請者はこれまでに、骨格筋形成抑制遺伝子マイオスタチンに対するRNAiが筋芽細胞の増殖・分化を促進させ、さらには個体レベルにおいて局所の骨格筋量の調節に有用であることを明らかにしてきた。本課題では、筋特異的miRNAを筋ジストロフィーモデルマウスの前脛骨筋に導入し、RNAi効果が骨格筋量に及ぼす影響を検討した。その結果、対照側に比べmiRNA導入側の前径骨筋重量および筋分化関連遺伝子の発現レベルに差は認められなかったが、対照側では壊死筋線維および壊死部位に再生した幼若な筋線維群が多く認められたのに対しmiRNA導入側ではほとんど認められなかった。以上のことから、筋特異的miRNAの導入により筋分化を調節しうる可能性が示唆された。
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