卵巣特異リポ蛋白質受容体を標的とした物質輸送:光る魚の大量生産
研究責任者 |
平松 尚志 北海道大学, 水産科学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究は蛍光性物質を親魚から卵・稚仔魚へ輸送する技術の開発を目指し、1)卵母細胞に特異的に発現する2種類の受容体を標的とする抗体の作製、および2)蛍光標識抗体の生体投与試験を行った。実施においては計画した全ての実験を完了した。結果においては、これら抗体によるゼブラフィッシュの卵母細胞や受精卵・孵化仔魚への蛍光物質の輸送は殆ど検出できなかった。一方、本研究と並行した実験により、受容体に対する抗体ではなくリガンドを輸送体に使用した場合、卵母細胞および受精卵・孵化仔魚への蛍光物質の輸送が確認された。以上の結果より、輸送体にはリガンドを使用するべきであり、またその場合、蛍光物質の輸送が技術的に可能であることが示された。
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