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形状記憶合金で駆動されるバルブレスマイクロポンプの研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉富 秀樹  津山工業高等専門学校, その他部局等, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究は、機械的可動弁の代わりに流体制御技術で整流する方式のバルブレスマイクロポンプについて、形状記憶合金で駆動することを試み、携帯機器組込用ポンプを想定した乾電池で駆動できる流量5~20mL/min程度の送液能力を持つポンプを開発し実用化の可能性を検証するものである。研究の結果、駆動電圧3.8Vという乾電池レベルで駆動できる流量5~10mL/minの送液能力を持つ形状記憶合金駆動型バルブレスマイクロポンプを開発でき、当初の目標をほぼ達成できた。一方、形状記憶合金アクチュエータは熱駆動型であるため駆動のサイクル数を上げることが難しく高流量化に難点があることも判明した。今後の実用化においては、駆動機構の更なる工夫や、形状記憶合金アクチュエータは作動音のしないサイレントなアクチュエータである点など、このアクチュエータの特長を活かせる用途開発を行うことが必要と考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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